価格を基準にした仏壇の選び方としてはどういった点から考慮し決めていくのが無難だと言えるのでしょうか。仏壇の価格は主に使われている木の材質や工法、他には金箔や漆の質、蒔絵や彫り物の精巧さによって決定されており、基本的に品質と価格は比例しているようです。しかし同じように見える仏壇であってもショップによって価格がかなり違うこともあるので注意が必要でしょう。懐の具合とも相談し、自分に見合うグレードの仏壇を選んでいくと良いでしょう。
宗派によって、仏壇に祀るご本尊が浄土宗、浄土真宗であれば阿弥陀如来、曹洞宗、臨済宗ならば釈迦如来、真言宗であるなら大日如来であったり、日蓮宗であれば曼荼羅であったり違いがあり、脇尊にはさらに細かな形式があるようですね。仏壇を購入する際は事前にインターネットや専門の本、店舗スタッフに聞いてみたりして情報を確認しておくべきでしょう。また、浄土真宗はお位牌は不要で、また必ずしもというわけではありませんが金仏壇を用いる方が多いようです。
仏壇を購入する際に、それに合わせて必要になるのが仏具です。
ご本尊やお位牌は当然ですが、それ以外でもなるべく用意すべきなのが三具足である線香立て、ロウソク立て、花立てでしょう。ちなみにロウソク立てと花立を一対ずつにしたものを五具足、それに加え水やお茶を供える際に使用する茶湯器とごはんを供える時に使用する仏飯器の2つを足したものを七具足と言います。仏具にも多様なものがありますが、このあたりを揃えておけば間違いないようですね。