購入する時期はいつがいいのか

よくある仏壇関係の相談として、購入時期はいつがいいのでしょうか?という内容のものがあるようですね。一般的に身内に不幸があった時であったりお彼岸などの時期に購入する方々が多いですが、実のところ特別いつ頃が良いなどのルールはないようです。仏壇とは自宅版のお寺の本堂のようなもので、ご先祖様への日々の報告や感謝を表す場所ですので購入したいと感じたその時こそが最良の時期でありある意味で購入時期と言えるのかも知れませんね。

その宗派によって、仏壇に置くご本尊が浄土宗、浄土真宗なら阿弥陀如来、臨済宗、曹洞宗なら釈迦如来、真言宗であるならば大日如来だったり、日蓮宗であれば曼荼羅であるなど違いがあり、脇尊はさらに細かな形式があるようです。
仏壇を購入する際はできれば事前にインターネット上や専門の書籍、店舗スタッフに聞いてみたりして知識を持っておくと良いでしょう。また、浄土真宗ですとお位牌は必要なく、また必ずしもそうというわけではないのですが金仏壇を用いる人が多いようです。

自宅内の本堂でもあり、ご先祖への供養もできる仏壇ですが、購入したらまずは仏壇に置くご本尊やご位牌の開眼供養というのが必要です。
この供養は魂入れやお性根入れとも言われ、基本的に自宅へ僧侶の方を招き行うことになるようです。それ以外にも仏壇供養と呼ばれる供養もあり、こちらは仏壇自体を買い換える際や処分する場合に必要となる供養で、お寺等でも受け付けてもらえるようですが、仕事として請け負っている業者も多く存在しているようです。

仏壇の購入はあまり、時期は決められていません。多くは、何か法事の予定があることを境に、購入を検討されるかたがほとんどでしょう。親戚が大勢集まる法要ではキレイな仏壇の前で行いたいですよね。そう思って摂り変えるのは自然なことだと思いますし、このような行事がなければなかなか仏壇のとりかえには気が向かないことでしょう。仏壇はご先祖様に感謝を示すためのツールです。仏壇本体だけでなく、少しずつ小物を変えても良いですね。